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日本の歳時記 Vol.10 京の7月 ~祇園祭り~

 11, 2016 01:55
7月に入り、京都では祇園祭りが始まっています。

祇園祭りは鉾巡行がとても有名で、巡行が終わるとお祭りも終わりと思われていますが、

実は7月末まで、一ヶ月間に及ぶお祭りなのです。ご存知でしたでしょうか?

祇園祭りで行われる、有名な山鉾巡行は実はメインイベントではありません。

本来、八坂神社の祭礼は、神輿の渡御がメインイベントであり、山鉾巡行ではないのです。

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山鉾は町衆の雅な伝統文化で、

重要文化財級の装飾品の数々は、町衆の美意識・経済力の凄さを物語っています。

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       船鉾(ふねほこ)
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       函谷鉾(かんこぼこ) お供え厄よけちまきなど


さて、もともと山鉾巡行は、神輿の渡御に先駆けて、道程を清め祓うための巡行でした。

17日の鉾巡行が終わり、いよいよ夕方5時から八坂神社のご神体を乗せた三基の神輿が、

南楼門を出発し、それぞれの氏子の区内を回ります。

そして四条寺町の御旅所に到着し、一週間鎮座されるのです。

24日の還幸祭には、花傘巡行が行われ、再びご神体は神輿に乗られ氏子区域を巡行されます。

一旦、三条御供社に集まられ祭事が行われます。

その後、八坂神社へお帰りになられるのです。

7月29日には、祭りの終了を報告する神事済奉告祭が行われ、

31日に行われる、疫神社夏越祭をもち、祇園祭りのすべての行事が終わります。


京都は6月に入ると各町屋で、大掃除をし、建具の入れ替えが行われます。

畳の上のには、籐筵(とうむしろ)が敷かれ、足の裏がひんやりとしとても気持ちが良いです。

襖や障子は葦戸となり、透けて見える水うちされた坪庭の美しいこと。

葦の隙間を抜ける日差しや、風に、心洗われるようです。

7月に入ると、何とも優雅で涼しげな祇園ばやしが聞こえてきます。

各町屋では、美しく飾られたお座敷が道側の格子から見えることもあり、

その空間と装飾品の、凛とした気品あるしつらいはとても美しく、日本人である事が誇らしく思えます。

山鉾巡行前の装飾品を鑑賞しながら、町屋をめぐるのも、とてもおすすめです。

       4_20160711013039deb.jpg

       5.jpg


雅であり、格式と伝統ある祇園祭りには、ご紹介したことがたくさんあり一度には

書ききれません。

まだ、祇園祭をご覧になられていない方、

観光局のまわし者の様ですが、本当に素敵ですので、ぜひ京都へお越しいただき、

実際に体感してみて下さい。


       6_20160711013137ad1.jpg


ライフクリエイター 土田彩華



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