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日本の歳時記 Vol.5 「 京の8月 ~盂蘭盆会~ 」

 26, 2016 16:52
暑さが極まる時期、一年で最も暑さきびしき頃「大暑」ですね。

皆さんはいかがお過ごしでしょうか?

暦では8月7日には「立秋」となりますが、まだまだ暑さが続きます。

この立秋以降の暑さを「残暑」と言います。

秋とは名ばかりと思われるかもしれませんが、

日が暮れるのが早くなってきたと実感されたり、

蝉の鳴き声が変わってきているのに気がついたり、

空や雲の高さの変化に、着実に秋が近づいてきていることを感じられるようになります。
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さて、8月に入ると

関西ではお盆が始まります。

関東では7月に行われるのも多く、これは新暦にしたがって行われています。

今回は、京都での盂蘭盆会を紹介します。

京都では、祖霊を東山の珍皇寺や船岡山山麓の千本閻魔堂にお迎えに行く京都独特の

習俗があります。
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平安時代、平安京の中に墓地は作れませんでした。

そのため平安京の外、周囲の野に埋葬されました。鳥辺野、化野、蓮台野が有名です。

身分の低いものは、風葬であった事も多かったようです。

祖先を野に送り、霊は山へ行くと考えられ、盂蘭盆会が近づくと、野まで祖霊を迎えに

行きました。

さて、鳥辺野には、珍皇寺があります。

珍皇寺は「葬地鳥辺野」に接し、門前は冥界への通路である六道の辻としたことで、

通称「六道さん」とも呼ばれています。

松原通に面した六道珍皇寺周辺では、8月7日から、露店が立ち、多くの人が訪れます。

寺院では、人の風葬による遺体が骨になるまでをおそろしく描いた絵や、

伝来する「六道絵」と呼ばれる地獄絵や仏画が開帳されており、人々に死という事がらを、

再認識させる機会となっています。

昔の人々は、闇に恐れ慄き良き行いをし、ご先祖様や仏様に菩提を願いました。

菩提とは、煩悩を断ち切り悟りの境地に達する事。また死後の冥福を願う事です。
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鐘を三回つき、祖霊に「どうぞお帰り下さい」と呼びかけます。

そして、墓掃除などをし、ご先祖様をお迎えする準備をします。

13日からは、お帰りになったご先祖様にお供え物をし、おもてなしをします。

古い家では、朝夕の御膳のメニューも決まっていたそうです。

こうしてこの世で過ごされた祖霊を、送りだすのが16日の「大文字の送り火」です。

五山の送り火に手を合わせて、冥福を祈るのです。




さて、この五山の火の意味をご存知でしょうか?

北山の「妙法」、妙法とは南無妙法蓮華経のお題目の字です。

左右大文字山の「大文字」はなぜ大の字なのか由来は色々な説があります。

陰陽道の魔除けの五芒星からだとか、弘法大使が人体になぞらえて大の字形に護摩壇を

作ったからなどの説もあります。

奥嵯峨の「鳥居形」は、火の神で有名な愛宕山の登り口にあり、愛宕神社参道を示す

一の鳥居に由来していると伝えられています。

西加茂の「船形」は、精霊船ともいわれ、軸先は西方浄土を指しているそうです。
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暑い京都の夏の終わりを告げる行事でもある、8月16日の大文字の送り火を

テレビでご覧になる方も多いことでしょう。

また、玄関先で送り火を焚けない方も多いかと思います。

その時は、送り火の意味を思い出し、手を合わせご先祖様を送り出して下さいね。

また、京都で大文字をご覧になる方は、お酒をついだ杯や、

水を入れた盆に大文字の大の字を映して飲むと、

無病息災のご利益があると言われています。チャレンジしてみてはいかがでしょうか。

ライフクリエイター : 土田 彩華
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